あまりに嬉しい卒業生の近況なので、ちょっと長文ですがお付き合い下さい。
つい先日のことです、ご近所の阪急六甲駅で書店に行くつもりで歩いていたら「櫻井先生ですよね!?ちょっとご報告したいことがあるのでお時間良いですか?○○の母です。」とお声を掛けられました。
 えっ?(見覚えはあるんだけど…)○○さんって生徒さん今いないよね…あれ・・・?と数秒考えた後で、あ~~っ!と思い出しました。公立高校生のときアテネに入塾して、お家から通える国公立大学の法学部に合格した生徒のお母様でした。
「娘、検察官になったんです。」
「え~~~~~~~っ!!!すごい!!!!!!!」
もう、いい年して辺り憚らず大声で叫んでしまいました。
それって失礼な反応…ではありません。たとえ京大法学部からであっても、司法試験に通って検察官になるなんていうのは、超難関コース。司法試験制度が新しくなって、以前より合格率が上がったとはいえども、超々険しい道です。むしろ「え~っ!すごい!」と言うのが普通の反応です。しかも、彼女は京大や阪大ではなかった…(率直に過去のデータから判断すれば、京阪神の国公立大学のうち、この2大学以外はやはり望み薄)
大学在学中にも一生懸命勉強して、卒業後、遠方の国立大の法科大学院に行った…とお母様のお話しでした。昨年は大阪で研修を受けて、今年から地方に任官したとのこと。ニコニコとされながらも、淡々と話されるお母様…彼女自身の頑張りもすごいけれど、それを長年支えられたお母様も、どれ程大変だったことでしょう。
私は、感動して軽く鳥肌が立つ…と云う、人生でそう何度もなさそうな経験をしました。
おまけに、お母様は「娘がここまで頑張れたのはアテネでお世話になったおかげなので、ぜひご報告したかったんです。」とおっしゃるではありませんか。
「いえ、それはもう100%ご本人の力でしょう!(大学合格まではともかく…)うち(アテネ)は全然貢献してないですって!」と本気で力いっぱい否定しました。
「娘は『アテネでは勉強の仕方を教えてもらった』と言っていました。本当ですよ。アテネでいただいた学習計画の立て方?のプリント、まだ手元に持っているのをつい最近見ましたもの。」と教えて下さいました。
(そのプリントは、今でも時々高3の生徒に押し付けています。)
「出藍の誉れ(しゅつらんのほまれ)」という言葉があるように、教える側はどの生徒にも同じように一生懸命伝えようとするけれど、受け手の力量によって何倍にもなっていくことがあります。それを実感する経験ができた時にはいつも、とても嬉しい驚きがありました。「教える仕事していて良かったな~」と思うのはこんな時です。

神戸市灘区(六甲と六甲道の間)で、小学4年~高校3年の女子対象に個別指導を33年続けている
ATHENE(アテネ)の塾長 櫻井久仁子