皆さん多分ご存じの、あの「百マス計算」の陰山英男先生のお話しを伺ってきました。
中央教育研究所主催のセミナーでした。
私が不勉強なんですが、陰山先生がブレイクされた時の「山口小学校」って、兵庫県の朝来市だったんですね…。次に手掛けられた尾道の小学校と混同してしまっていたことに、今日やっと気づきました。(ああ、思い込みって怖い…)
読み書き計算、早寝早起き朝ごはん…のお話しは以前にも伺ったことがあるのですが、今回は2020年の教育改革に関連したお話しでした。
お話しの要点は「盤石の基礎が、高い応用力を生む」とのこと!
“ですよね~!!”と心から賛同でした。
「話せる力」が目新しい入試英語に関してだけは「脱学校化するかも…」と仰いましたが、他の教科に関しては「日本の教育の伝統がそう簡単に覆ることはない」「だいたい、応用だの記述だの言っても、20%以下だし…」との先生のお言葉に意を強くして帰って来ました。
(近隣の進学校の先生たちも同じ意見らしいです。←生徒から聞いた情報)
「変わる、変わる」とパニックになったり、変わる目先ばっかり意識したりしていても、決して良い結果は得られないでしょう。
 また、英語教育に関して「過去、読み書きに関して大人PISAでは日本は1位だったのに、話せないことが大きなコンプレックスになって、却って低下傾向に…」と憂慮されていた点も、識者は同じ意見になると確信しました。
「教育激変」(池上彰・佐藤優 中公新書ラクレ)で佐藤優氏が「英語能力は英文和訳と和文英訳だけで完璧に測れる。入試に『話す』を入れる必要はあるのか?」と仰って、大学入試センター理事長の山本廣基先生も「そもそも、英語で挨拶ができて、オリンピックに来た人に道案内ができるぐらいしゃべれるようになったところで、学問も出来なければ、商取引もできないでしょう。」と発言されていたので、英会話推進系の学校の「英語が好きな(もしくは得意なつもりの)高校生」の英文和訳の出来なさ、英作文の壊滅的な酷さにかなり呆れていた私は、我が意を得たりだったのですが、これをブログで取り上げるのをためらっていたのは、タイトルにどうしても引っ掛かりを感じて「いや『激変』しないっしょ!?」と思っていたからでした。
今日は本当に心の中で「ですよね~!」連発でした。良い一日でした!!

神戸市灘区(六甲と六甲道の間)で、小学4年~高校3年の女子対象に個別指導を35年続けている
ATHENE(アテネ)の塾長 櫻井久仁子