兵庫県のコロナ感染者数は恐ろしい勢いで増加しています。
昨年の今ごろ、アテネの生徒から「先生、アテネはちゃんと授業続けるよね?」と尋ねられた時に「うん、少なくとも等差数列(直線グラフ)的な増加の間は、続けるよ。でも、パンデミックになってしまって、等比数列(二次曲線グラフ)的になってきたら、ちょっと考えるかな…?」と答えたことを思い出しています。
今現在、日々チェックしている感染者数のグラフは、二次関数どころか、垂直急上昇線を描いていて、あの話はどこにいった?と自問する日々…。
でもまあ、学校の一斉休校は必要なかったどころか、生徒たちに学習の遅れはもちろん、維持していた学力の低下、精神的な不調…等、多大な影響を与えました。だから、今回、学校に関しては、一斉休校措置は取らない…と分かってホッとしています。
アテネでも、感染予防策はできる限り行う…は前に「二重マスクの効用」について書いた通り、一層念を入れて続行中です。
さて、このゴールデンウィーク、どこにも出かけられず、自粛の日々…ちょっと悲しいですが、今は我慢が大切な時。
ステイホームせざるを得ないのを、逆にチャンスと考えてみませんか?
多分、進学校はたっぷり宿題が出ていると思いますので、それを達成するだけで終わってしまうかも知れませんが、余裕があるなら、去年の範囲の復習・確認をしてみると良いと思います。一回習ったことを遡って、自分で振り返ってみるのは、今習っているところの宿題よりも、意外に楽なことが分かると思います。それに、忘れかけ…のタイミングで復習するのは、定着に効果的でもあるのです。
「将来、私たちって、絶対に『ああ、コロナ世代ね』って言われそう!」と、ある生徒がちょっと憂鬱そうに言っていました。
今まででも、仕事で使えないと「ああ、バブル世代…」とか「ゆとり世代だからな…」とかありますものね。(でもこれは、どの世代にもあるんだよ…。)
「コロナ世代だから(学力低い)」と言われないためにも、頑張ってみてね!

神戸市灘区(六甲と六甲道の間)で、小学4年~高校3年の女子対象に個別指導を37年続けている
ATHENE(アテネ)の塾長 櫻井久仁子