今年も感染が終息しないコロナ…加えて例年のごとく花粉の季節…花粉症持ちにとっては、まさに踏んだり蹴ったりな気分の今日この頃です。
 けれど、長年のお付き合いの花粉症…マスクスキルは高めの私です。今までは、濡れマスク+不織布マスク、外出時は+ゴーグルで乗り切って来ました。
昨年のマスク払底時も、手持ちマスクで余裕だったのですが、今年は更に、高機能銀イオンの布マスク+高機能不織布マスクで、快適に花粉も防御できています。
 マスク着用の義務化が進んでいるアメリカではCDC(疾病対策センター)が二重マスクの方が、防御率が高いと発表し、連邦裁判所などには二重マスクでないと入れないとか…
また、国内ではネットなどに、二重は苦しいとか、二重でもさほど効果は上がらない…とかいろいろな声もあるようですが、スパコン富岳の示したデータでは…
*不織布一重ルーズフィット=69%(←論外!)
*不織布一重フィットとタイトフィット=81~85%←この装着の仕方の区別分かりません。まあ、用心のため、低めの方のデータを取るべきでしょう。
*不織布一重タイト+ウレタン=89%
だそうです。
また、不織布を二重に着けるのは、却ってフィットが悪くなり、無意味だとのこと。
 私は、この数字を見ていて、職業柄、すぐに受験と似ていると思いました。
7割程度の得点では、上位校合格は無理です。上位校なら8割で、当日入試で合格?かな…というところ。常に9割近く見込めると、相当の上位校が約束されます。
 データを読むのに、どこの数字を取るか…でもかなり解釈に差が出ますが、楽観的に一重の最高値85%と二重の89%を比べて、たった4%という言い方をしている人もいますが、受験に置き換えたら、どれほど役に立たない解釈か分かると思いませんか?
 甘い考えを捨てて、最低値(最悪値?)をまず想定して、その上で、少しでも可能性の高い方に近づく努力をしないと、何事も成し遂げられないだろうと思います。
また、同じタイプのマスクを二重にしても意味が無いのも勉強の仕方と似ていると思いました。成果を出せない人ほど「これだけで大丈夫」という方法を知りたがります。一方、成果を出せる人は、念を入れて二重・三重に手を打っています。
例えば(一番分かりやすい例)歴史だと、教科書の流れを追うだけの復習だったり、一問一答だけで済ませようとする人はだいたいダメです。同時代の横のつながり、各国別・分野別の縦の流れの両方を押さえればグッと理解も記憶も確かになります。また、文字情報だけではなくビジュアルもしっかり確認しておくとイメージが掴みやすくなるのです。
 勉強の仕方と同じく、マスクも、違う長所を持った、違う種類のマスクを組み合わせることで、防御率が上がるだけでなく、着けている時の快適さもかなり向上します。
 どうぞお試しください!(マスクもお勉強も!)

神戸市灘区(六甲と六甲道の間)で、小学4年~高校3年の女子対象に個別指導を37年続けている
ATHENE(アテネ)の塾長 櫻井久仁子