朝日新聞2023年7月7日夕刊

朝日新聞2023年7月7日夕刊より

ゴッホのひまわり(イギリス)、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」(オランダ)など、誰もが、美術の教科書などで、見た覚えのある世界的な名画が、塗料などをかけられて汚される…という事件が続いたのはご存じですか?

やった犯人達(あえて活動家とか言いたくない)は「地球と同じく唯一無の作品を損なうリスクによって、人々の危機感を喚起する」「化石燃料を扱う会社による協賛や支援を受け入れる美術館への批判」などと言っているらしいですが…非常にイヤ~な感じ、絶対におかしい!と思っていました。
それに対する、なかなか知的で素晴らしい対抗策?が、ウィーンのレオポルド美術館で行われていたそうです。朝日新聞2023年7月7日夕刊には「斜め上」の回答…と報道されていました。

どのようにしたのか…それは、風景画の一部の作品をあえて傾けて展示したのです。(もちろん、普段は厳密に水平に展示されます。)傾ける角度も、理由があって、その風景画の地点の平均気温が何度上昇すれば環境が危機に陥るか…オーストリア気候変動センターにデータの提供を受けて、決定したそうです。(だから、それぞれ傾きが違うらしい) (写真をご覧ください。左のクリムトの作品が傾いている。右奥の作品が襲撃された作品) 確かに、スルーできず「えっ!?」と思うのではないでしょうか。通常は「美」や「快」に出会えるはずの美術館で、あえて「不快」を展示する…それは、来館者に問題提起することでもあり、また、環境テロリスト?への不快感の表示でもあるのでしょう。  非常にくだらないツッコミをするならば、それってヤバい場所の方の傾きが少ないってことで、どうなん?的な気はします。(僅かな傾きの方が、気持ち悪さや違和感が大きいのかも知れませんが…。)  私も、ゴミの分別はきちんとして、出来る限り資源ごみになるよう、きれいに洗って出しているつもりですが、年々春や秋の良い季節が短くなっている気がするし…環境問題は悪化の一途を辿っているという報道ばかり…皆が考え方や暮らし方を変えていかないといけない時代なのだと思いました。



神戸市灘区(六甲と六甲道の間)で、小学4年~高校3年の女子対象に個別指導を40年続けている
ATHENE(アテネ)の塾長 櫻井久仁子