もうすぐ、小学校から順に、中学、高校と「プログラミング」という教科がスタートすることになっているのはご存じですか?
話しには聞いていても、いったいどんな内容で、何を学ぶのか…教育系のセミナーや教材展示会に行っても、この件に関しては、私自身がさっぱりつかめず???な状態でした。
でも「多分、女の子は困る子がわりといるんじゃないのかな?」という予感だけはあったので、ちょっと気になっていたところに、ソニー・グローバルエデュケーションから、研修会のDMが送られてきました。

他にも多々「プログラミング~」と銘打ったものは既にあるのですが、今回私が飛びついた理由は「あの(世界的なウォークマンやアイボの)SONYだ!」ということと、DMの写真で見た教材が、カラフルで可愛いらしくて心惹かれたからでした。
10年以上前ぐらいに、レゴのプログラミング用のセット(←超高価!)を某国立大学理学部物理学科の教室が予算で購入した…ことは知っているのですが…と云うより知っているが故に?レゴのセットの実物を見ても「ああ、なんか無理…」と思っていたのに、なぜか今回は「出来るかも!」と感じたのです。
SONY KOOV(クーブ)のプログラミング講座研修会

結論から申しますと、大変楽しく学べました。
まず、社長の磯津さんのプログラミング教育についてのお話しが、私でも分かりやすく、とても頷けるものでした。(磯津さんは、文科省の有識者会議の一員だそうです)
「21世紀の教育の柱は言語に関する教育と数理に関する教育であり、その統合された部分にプログラミング教育が…」との説明(だったと思います)があって、それから実際のワークショップが始まりました。
ざっくりまとめると、図画工作+技術家庭科+パソコンの基礎(よりもむしろゲーム?)
試作品は「首振りミミズク」…赤やオレンジ、黄色のブロックでミミズクの立体を作って、それをモーターと基盤に繋ぎ、ソフトを設定する…なかなか熱中してしまい、ミミズクさんが首をぶんぶん振ってくれると、妙に嬉しくなって童心に帰ったように感じました。
今まで、他の教材はいかにもロボットやメカな感じのものばかりが目に付いたのですが、KOOVは「ジェンダーニュートラルなデザイン」と最初に挙げているように、可愛い色で半透明のブロックなのと、メカな作品だけではなく、楽器や動物などの作例が多くて親しみやすく「これなら女の子も楽しんで取り組めそうだな」と思いました。
今、一番旬で、数を増やしているのが、プログラミングの教室だそうです。
東京の文京区立湯島小学校などでの成功事例も見せていただきましたが、今後の問題はやはり、「導入のための予算は?」と「誰が教えるの?」の2点に尽きるでしょう。
(現行の小学校の英語教育とまったく同じですね。)

神戸市灘区(六甲と六甲道の間)で、小学4年~高校3年の女子対象に個別指導を35年続けている
ATHENE(アテネ)の塾長 櫻井久仁子