現役生は、今まで殆ど記述問題に取り組む余裕の無かった人が大多数だと思います。
それを、毎年、2~3週間で記述が出来るようにしなければならない…大変そうですが、これこそ個人差が大きく、受験先の大学によっても、要求される内容・レベルが多種多様で、まさに個別指導の腕の見せ所…と云えます。
全般的な注意点は、実はすべての試験に共通します。
- 何を求められているのか?出題をよく読むこと。
求められている核心「要は何を答えれば良いのか?答えるべきは、キーワードなのか、文章の要約なのか、与えられた資料の分析なのか、自分自身の意見提案なのか…これが、案外的外れな人がいます。そもそも、求められていないことは書かない…当たり前すぎると思うかも知れませんが、意外に多いです。
- どのような形で答えを提示すべきなのか?これも、出題をよく読むこと。
内容がつかめていても、答え方を間違えたら評価対象になりません。
- 文章で答える場合、最低限のルールをきちんと守ること。
小学校以来取り組んだことがなく、原稿用紙の使い方を忘れている人もいます。また、大学は原稿用紙も横書きが要求される場合が多いことも覚えておいて下さい。出題が横書きの文章なら、まず間違いなく横書きで答えるはず…(国語でもです!)
- 採点者への心遣いが無い答案は間違いなく評価が低くなると思います。
短時間で大量の手書き答案に対応しなければならない採点者のストレスを想像してみて下さい。読みやすい大きさと濃さの文字であること。適切な改行、段落分けがなされていること。教科によっては、筋の通った数式やきちんと描かれた図表が必要です。
たくさんの問題にあたれなくても、何度かやり直しをして、きちんと仕上げることを知って、納得・実感することが一番大切だと思っています。そうすれば、初日涙目だった生徒も、自信を持てるようになっていきます。
このような取り組みは、入試改革に対応して、今後益々必要になると考えられます。
神戸市灘区(六甲と六甲道の間)で、小学4年~高校3年の女子対象に個別指導を36年続けている
ATHENE(アテネ)の塾長 櫻井久仁子