今回は画像無しです。
何故かというと、この分野の小学生の算数の難問と中学生・高校生の数学の問題を並べて見ても、あまり違いが見えなくなって…“映えない”のです。
それどころか、小学生の問題集なのに、高校数学で習う公式が解き方の説明に掲載されていたりして…問題を見ても「これって数A!?」…はっきり言って、新課程で以前にも増して、ますますボーダーレス化している分野です。

なので、小学校でしっかりイメージがつかめた生徒は、中学数学だと楽勝!…になります。(「小学校で習ったのと同じ?」という生徒の呟きを何度も聞きました。)
もっと言うと、高校で数学が苦手…な文系生徒が、このジャンルだけは「割とできるかも!」と思えることが往々にしてあるようです。(私もそうでした。)逆に、数学得意!という理系生徒が「ここだけは嫌い」というのも何度か聞きました。
計算力よりも、問題文の読解力が試される割合が大きいからかもしれません。

要するに、小学校のうちにしっかり得意にしておけば、長く使える分野だということですね。
ただし、問題のパターンに応じて、樹系図や、組合せ表を手早くきちんと書くこと、順番に書き漏れのないよう書き出す作業をすること…などを、面倒くさがらず、手抜きをせずに「自分の手で書く」習慣を身に付けることが絶対に必要です。
国語は得意だけど、算数は苦手…と思っている生徒が、頑張って解けた嬉しさを味わって「算数もやればできるかも!」と思える突破口になるかも知れないジャンルと言えます!



神戸市灘区(六甲と六甲道の間)で、小学4年~高校3年の女子対象に個別指導を40年続けている
ATHENE(アテネ)の塾長 櫻井久仁子