自習名人になる方法!

あえて最初に確認します。マストなのは「電子辞書」ではなく「紙辞書」です!!
何度もしつこく書きます。「学ぶ者にとって、紙は神です
(この件は、別の文章で詳しくご説明しますので、今のところは、次にいきます。)

小学生でも、国語辞典と漢字辞典は揃えましょう。(小学生用…は活字が大きくて、説明も小学生に分かりやすい。漢字辞典は筆順が載っている方が良い)
必修化された今は、絵入りとかで英語の辞書もあった方が良いのかも…
中学生は、中学生用の国語辞典と漢和辞典、英和・和英辞典(合冊でよい)を!
高校生は、国語辞典と漢和辞典(中学で良いものを買えば、高校でも使えます)はもちろん、さらに古文用に古語辞典が必要。(高校では、漢和辞典は漢文で使います。←知らない人が多くて呆れます)
高校生は、英和辞典と和英辞典は別に準備すべき!(つまり、英語に関しては、中学生用のものではダメだということ)
アテネの生徒用には、毎年市場調査(ジュンク堂さんでチェックする・・・ジュンク堂三宮店の四階学参コーナーで辞書ばかりとか、同じ教科の参考書ばかり並べて唸っている怪しいヤツは私かも知れません💦)した上で、はっきりと具体的に出版社名・書名を挙げてベストアイテムをリストアップするのですが、この場ではそれは差し障りがありそうなので、別の説明の仕方でご紹介します。

*辞書選びのポイント

  • 教科書や学習書の老舗の出版社から選ぶこと。
  • レイアウトや活字、図などが見やすいこと。
  • 自分の知っている言葉をいくつか調べてみて、説明の内容を比べると分かる。
  • 漢和辞典は漢文の説明が別に括られていること。
  • 古語辞典は、文法的な説明や、古典常識に関しての図や説明があること。
  • 英和辞典は、必ず使用例の文章がしっかり載っていること。
  • 和英辞典は、同じような語彙の違いが分かる説明が載っていること。

自分の机に揃えて、分からないことがあればすぐに引く習慣を付けましょう。
「めんどくさい」は禁句です。引き慣れれば、すぐに探せるようになります。

「電子辞書」は買うなとは言いませんが、あくまで学校に持って行く用です。(進学校高校生の荷物の多さ・重さは私も理解しています。←私は高校時代、学校のロッカーに自宅にあるのと同じ辞書類を置いていました。)
電子辞書は狭い液晶画面に限られた情報が表示されるだけです。
品詞間違いであっても分からないままとか、適切な用例や訳語が表示されていなかったリ・・・また、紙の辞書を見開いて、ついでに目に飛び込んでくる派生語(語尾が違う同じ語源の単語)や、よく似ているけれど別の単語(←間違えやすい!)などは、電子辞書ユーザーはあまり触れることがありません。また、例文の量は比較にならないほど少ないです。(唯一の利点は発音読み上げ機能ぐらい?)
この毎日の積み重ねの差は、そのうち大きなマイナスになっていきます。
自宅での自習では、必ず紙の辞書を引くことを強くお勧めします!!





神戸市灘区(六甲と六甲道の間)で、小学4年~高校3年の女子対象に個別指導を40年続けている
ATHENE(アテネ)の塾長 櫻井久仁子