もう先月9月のことになりましたが、日本の天皇・皇后両陛下も参列なさった英国のエリザベス女王様の国葬…様々に印象的でしたが、動物好きの方は、一頭のポニーと2匹のコーギー犬が、それぞれ制服のお世話掛に連れられて、お見送りに参列していた姿に目を止められたのではないでしょうか?
あの2匹のコーギーは、女王様がずっと育ててこられたコーギーファミリーの仔ではなく、アンドリュー王子からのプレゼントだったので、王子に引き取られた…という話は、どこの記事にも書かれていて、有名?になりましたが、実は最後まで女王様のお傍にいた仔たちは4匹いたことはあまり知られていなかったかも知れません。
けれども、私は「他の仔たちはどうなったの?」と気になって、気になって…
特に、コーギーとダックスのミックス(ドーギーというらしいです)なのですが、一番女王様に懐いていた印象で、女王様も可愛がっていらっしゃった様子…それなのに、姿は見えないし、記事を検索しても「後の2匹の行き先はまだ決まっていない。」とか「分からない」とか、全く無視とかで、かなりイライラしていました。

そこで、ふと思い立って、英語で検索を掛けて探してみました。記事は見つけられませんでしたが、インサイド・エディションという少し長めの動画で「女王の子犬たちはどうなった?」というテーマのものが見つかりました。
正直なところ、女性が喋っている内容は半分くらいしか聞き取れませんでしたが、感動コメントが一杯ならんでいたので、ダメもとで「ミックスの2匹がどうなったか分からなくて、心配で、とても悲しいです。」とコメント(もちろん、英作文です)を入れたところ、親切な方がお返事コメントをくださいました!
「言っていたと思うけれど(やはり私のリスニング力不足でした…)1匹はコッカ―スパニエルで、その仔はトレーナーと暮らしていて、トレーナーに引き取られました。ドーギーは女王様のコーギーファミリーの最後の仔で、18歳(犬としては超ご長寿)でしたが、女王様に先立つこと二日前に亡くなりました。」とのこと・・・
コッカ―の仔は見たことも無かったのですが、ドーギーはまだ2匹いる状態で、様々な動画に写っているのを見たので、それが心に残っていたのです。
私は、なんだか、ホッとしたような、悲しいような、少し嬉しいような、なんとも言えない気持ちになり、涙が止まりませんでした。
「この仔たちを後に残したくないから」と仰って、ファミリーを増やさない決心をされたという、女王様の深い愛情と、毅然とした覚悟…そして、それに応えるように、本当に最後の最後までお傍で共に生きた仔… このエピソードを知ることができて、良かった…としみじみ思いました。

このお話しは、Facebookのコーギーの同好会に最初投稿したのですが、すぐさま「私も気になっていました!教えてくれてありがとう。よくぞ調べてくれました!」というコメントがずらっと並び、「あ、私と同じように気になっていた方は、少なくなかったのかも…」と思い、自分のタイムラインにも上げたところ、お友達に「いいね」をたくさんもらいました。
通訳をしている友人が「日本語だけで検索しても、得られる情報はかぎられるよ。英語で検索したら、もっとずっとたくさんのことが分かる。」と以前教えてくれたので、時々英語で調べてみるのですが、今回はとても心に残る検索になりました。

毎日情報が溢れて、のど元過ぎれば…という感じで世の中は流れてゆき…日本語では全く報道されていなかったことなので、遅ればせながら、ブログに書いてみました。 ホントに英語できて良かった!!
リスニング力が不十分な事もついでに発覚してしまいましたが…トホホ



神戸市灘区(六甲と六甲道の間)で、小学4年~高校3年の女子対象に個別指導を40年続けている
ATHENE(アテネ)の塾長 櫻井久仁子